大切な菜園を病気から守るために

作物が病害に犯されるのには3つの要因があります。まず一番目の要因は「主因」つまり病害虫の存在です。次の要因は「素因」、これは植物自体の健康状態などです。そして次が「誘因」で、土壌の状態や湿度・風通し・陽当たりなどの環境条件です。

これら3つの要素の関わり合いによる発病のメカニズムを知ることは、菜園を病気から守る秘訣につながります。

病害が発生するための三要因

病害が発生するために最も重要なのは「主因」で、病害虫がいなければ当然病害は起こりません。しかし、病原だけ存在していても作物は病気にならないのです。作物が発病するためには「主因」と、その病原に犯されやすい作物の状態「素因」、病原にとって好ましい環境「誘因」の3つの要素が互いに重なり合う必要があります。

つまり、三要素のうち1つでも欠けるか、3つがあっても小さいため全てが重なり合わないか、またはその一部しか重ならない場合には発病はしないのです。これは重要なポイントになります。

薬剤防除に頼らず総合的に

病害を薬剤で防除することは、病原菌に直接働きかけることであり、確かに最有力の手段の1つです。しかし、病原菌によっては有効な薬剤が無かったり、環境汚染や費用、またその薬剤に耐性を持つ菌を逆に発生させるなどの問題もあります。そのため、薬剤で病原菌を駆除するだけでなく、総合防除といって、「主因」「素因」「誘因」の三要素が重なり合って病害を発生させることがないように、これらのバランスを崩し、発病を阻止したり軽減させたりすることが大切になります。

例えば「主因」の病原菌については、そもそも土壌中に菌がゼロということは無いのですから、病原菌に拮抗する善玉菌を増やし土中菌のバランスを良好にすることによって対処することもできます。もちろん新たな病原菌を持ち込まないように菜園をクリーンに保つように心がけることはいうまでもありません。また「素因」の植物の健康状態でいえば、根張りがよくて活き活きと元気な作物には、そもそも病原菌は悪い作用を及ぼせないことになります。「誘因」の環境条件についても、植え過ぎない、水や肥料をやり過ぎないなど、基本の栽培ノウハウを守り、土壌を天然の森のようなふかふかで土中菌のバランスが良い土にすることも有効な方策です。

いずれにしても、菜園を病害から守る秘訣は、病害虫をやみくもに恐れ、菜園を薬剤まみれにするよりも、日頃から植物育成のための基本知識を大切に実行し、作物の気持ちになって、元気に育つようにひとつ一つに心配りをすることではないでしょうか。

病気のない菜園作りに

当ショップでは、病気のない菜園作りをサポートする土壌改良・植物活性液「PGS-1000」を通販にてご購入いただくことができます。PGS-1000を土壌撒水することで土中の菌のバランスを良好に保ち、根張りを良くし、葉面散布することで酵素を活性させ成長を促進し、病原菌に負けない元気な作物を作ります。もちろん化学物質は一切含まない有機JAS認定の農業資材なので、環境汚染や薬害の心配もありません。PGS-1000は病気知らずの菜園作りのサポートには最適の植物活性剤です。

また、野菜や果物に害をなす病原菌・害虫が長靴や農具などに付着して菜園に持ち込まれることもあります。菜園をクリーンに保つためには、こまめに除菌洗浄を行うといった衛生管理も大切です。安全成分なので安心な除菌型洗浄剤「ジョキンメイト」も併せてご活用ください。